靭性モルタルライニング工法
農業用水路の長寿命化とメンテナンスコスト削減を実現
靭性モルタルライニング工法は、”靱性に優れたモルタル”を用いた農業用水路の表面被覆(ライニング)工法であり、優れた耐久性やコストパフォーマンス並びに環境性能を有します。靱性モルタルは、土木学会発刊の「複数微細ひび割れ型繊維補強セメント複合材料設計・施工指針(案)」に記載されているHPFRCC(High Performance Fiber Reinforced Cement Composites)に適合する材料であり、ひび割れ抵抗性、耐摩耗性、耐凍結融解性及び耐摩耗性に優れる材料です。
特徴
優れたひび割れ抵抗性
- 多量の特殊繊維混入を可能にしたため、ひび割れ抵抗性能に優れ、乾燥収縮等の亀裂発生を大幅に低減
- ひび割れ発生後においても、応力低下が無く、ひび割れ幅を0.2㎜以下に抑制できるため、ポリマーセメントモルタルに比べ耐久性の低下が極めて少ない
施工性に優れた材料
- 吹き付け・コテ塗り 両方の施工に適した材料
- 汎用モルタルミキサやハンドミキサで練り混ぜ可能
- 繊維をプレミックス(一材化)
適用実績
- 県営かんがい排水事業 三面川左岸(1期)地区 第5次工事