トップメッセージ

挑戦こそ成長のエネルギー。
まずは行動を起こしてみよう。

株式会社福田組 代表取締役社長 荒明 正紀

明治から令和へ、建設を取り巻く環境は変わった。

みなさんはどれくらい建設の仕事について知っているでしょう。山や河川など自然を相手にする土木工事、目的に応じて建物をつくりあげる建築工事、いずれもスケールの大きなものづくりです。そして、人々の暮らしや産業を支えて、社会に貢献できる仕事です。その仕事が大きく変わっていることを知っていますか。

私たち福田組は、明治時代に創業して土木・建築両分野で社会基盤を構築し、全国展開を果たして新潟県でリーディングカンパニーとなるまで成長することができました。この間に、あらゆる分野でテクノロジーが進歩しました。また、社会状況が変わり、想定を超えること、人類が経験したことのないことも起きました。建設業の使命は「大型インフラを造る」から「保全」「再開発」へシフトし、求められるものにはコストや工期だけでなく、環境負荷の軽減や持続可能性などの社会的な意義も加わりました。

変化は働く環境にも及んでいます。ICT活用による生産性の向上や働き方改革により、かつて3Kと称された現場は、安全かつ快適に仕事に取り組める環境へと変わっています。当社でも現場環境の改善、ワークライフバランスの向上に力を入れ、男性も女性も生き生きと活躍できる職場づくりを進めています。

行動してこそ成長できる。前に進もう。

建設は専門知識や技術、資格があって活躍できるフィールドですが、大きな変化が起きている現在では、前向きな考え方こそ重要です。「新しいことにチャレンジしたい」という姿勢を持つ人、「失敗や困難にも負けない」と進み続ける人、そしてそういう気持ちを言葉や行動に表せる人が私たちの求める人材であり、当社で活躍できる人材であると考えています。

仕事をしていれば誰しも失敗します。失敗してもいいのです。それを繕うのか、振り返って反省し、成長の糧にするのか――失敗をどう活かすが重要なのです。私たちは、失敗を避けるのではなく、失敗をおそれないスピリットを尊重します。

なぜなら、変化はこれからも続いていくから。5年後には今とは全く違う状況が到来しているかもしれません。その時に先入観や枠にとらわれることなく柔軟に考え、最良の方法を見つけて実行していくには、前向きな考え方と勇気が必要だからです。

誠実であれ。ただそれだけを体現してきた。

「誠実」は私たち福田組にとって原点ともいえる言葉です。裏切らない、嘘をつかない、真面目で堅実など様々な意味を持つので、福田組としての定義を示すべきではないかという声が上がったこともありました。しかし、私は人それぞれの解釈があっていいと思っています。会社で担う役割が一人ひとり違うのだから、その役割の中で何をすべきかもそれぞれでいいのです。ひとつに決めてしまわなくてもいいと考えます。

大切なのは、人と人がつながり、福田組のDNAである「誠実」のバトンを渡していくことです。先輩から後輩へ、今の自分から未来の自分へつなぎ、いつか100年先までも。それが「100年先も誠実」、私たちが掲げるグループスピリットです。

私たちが手掛けるのは、人々の暮らしや産業に直結する社会基盤です。社会の信頼や人々の期待を裏切ることは許されません。だからこそ、私たちは誠実を貫いてきました。このスピリットを継ぎ、建設を通して社会に貢献したいという志を持つ人に会いたいと思います。ともに社会のために力を尽くしていきましょう。