初めての大型商業施設建築現場を
若き施工管理者たちが振り返る

神奈川県横浜市、相鉄いずみ野線ゆめが丘駅前に2024年5月竣工、7月にグランドオープンを迎えた大型商業施設「ゆめが丘ソラトス」。この現場には、福田組の若き施工管理者たちも多く参加しました。1日あたり最大1,300名の作業員を取りまとめ、安全な現場と工期を守る立場として、日々奮闘した彼ら。今回は現場を担当した5名に集まってもらい、プロジェクトを終えて感じること・学んだことを中心に振り返ってもらいました。

MEMBER

  • 鎌倉 誠

    東京本店 建築部
    工事部 工事担当
    2017年 新卒入社

  • 西川 拓也

    東京本店 建築部
    工事部 工事担当
    2019年 新卒入社

  • 村橋 勇樹

    東京本店 建築部
    工事部 工事担当
    2020年 新卒入社

  • 伊藤 渚

    東京本店 建築部
    工事部 工事担当
    2021年 新卒入社

  • 小林 優也

    東京本店 土木部
    工事部 工事担当
    2021年 新卒入社

※所属および掲載内容は取材当時のものです。

大規模現場だからこそ、みんなで全体を見る

鎌倉

皆さん、お疲れさまでした。無事グランドオープンも迎えられて、やっと全員の肩の荷が下りたと思います。私個人的には、この現場は皆さんのサポートや現場運営をメインに担当させてもらったので、全体を通して4人それぞれの頑張りが見られて、とても頼もしかったです。小林くんは外構工事の担当として、竣工の1カ月前の配属だったから何かと不安だったよね?大丈夫だった?

小林

そうですね。竣工間近だったので、皆さん忙しくてピリピリしているだろうな…と思い、緊張して異動して来たんですけど、皆さんすごく明るく迎えてくださってうれしかったです。着々と準備を進めて来られたからこそ生まれる、いい意味での余裕なんだろうな、と。

鎌倉

そうか。なら、良かった。

小林

毎日夕礼で、全員で状況を報告し合い、課題を共有し、解決に向けて話し合っているのを見て、すごくいいチームワークだな、と思いました。

伊藤

風が強い日に足場のネットが外れかけていた時も、みんなで直しに行きましたしね。「誰かが困っていたら、みんなで手伝う、みんなで解決する」っていう事務所全体の雰囲気が、私も心の支えになっていました。

村橋

協力会社の皆さんもすごく協力的でしたしね。足場の組み立ての進捗が遅れていて「間に合わない!」ってなった時も、協力をしてくださって、ほんと、助かりました。

西川

私は、年齢が近い人が多くいたことも、何でも相談しやすくて助かりました。他の現場だと、自分より年上の人しかいなかったりするので。多くの人が関わる大規模現場ならではだな、と思いました。

鎌倉

「大規模現場ならでは」は、他にもたくさん感じたよね。さっきの「みんなで助け合う」事務所内の雰囲気の話で言うと、大規模現場だからこそ工種ごとに細かく担当者は決められているけど、大規模だからその担当者だけでは見落としてしまうこともあるんだよね。だから自然と「みんなで全体を見る意識」があったと思う。「これはこの人が担当しているんだな」と思いつつも、「だから自分には関係ない」って思うんじゃなくて、みんなが全体を気に掛けている感じがあった。

伊藤

それ、すごく分かります。さっき小林さんが言っていた、夕礼でのチームワークの良さも、その意識が常にあったからかな、と。

それぞれの立場で学んだ、多くのこと

鎌倉

みんな初めての大規模現場だったと思いますが、それぞれの1番の学びは何でしたか?

伊藤

私は入社2年目の終わりに配属されて、民間工事も商業施設もS造(鉄骨造)も初めてだったので、何もかもが学びでした。あと、個人的には初めて後輩ができたので、自分の仕事を後輩に預けなくてはいけない場面での伝え方・教え方が難しかったです…。勉強になりました。

村橋

私は「報・連・相の大切さ」を、改めて学びました。「今忙しそうだから、まだ言わなくていいな」なんて思っちゃダメ。どんなに忙しそうでも、報告・連絡・相談は欠かしてはいけない。入社4年目にして、忘れかけていた大切なものを思い起こさせてもらいました。

一同

(なにか、あったんだな…(苦笑))

鎌倉

私の1番の学びは、やっぱり大規模現場ならではのもので、1日あたり最大1,300人の作業員さんがいて、「人をまとまりとして動かす難しさ」を痛感しました。当たり前だけど1,300人もいたら、一人ひとりに指示を出すのは無理だし、かと言って、朝礼で1,300人に向かって話し掛けても、キチンと情報は伝わらないんだよね。だから、「キチンと情報が伝わっていなくても問題ないようにする」っていう必要があるんだな、と。例えば、危険な箇所が伝わっていなくても事故が起こらないように、物理的に封鎖してしまうとかね。

西川

分かります。結局、直接話ができないことが多くて、人づてに情報が伝わるから、「人づてに情報が伝わることを前提に、どうしたら上手く伝えられるか?」を、私もよく考えていました。見れば分かるように、図に示すとか、そういう細かな工夫が必要なんだなと。

鎌倉

小林くんはどうだった?みんなとは違う、土木担当者として。

小林

私の1番の学びは、「施工管理者、現場監督者としての人との関わり方と忍耐」でしょうか…。

鎌倉

…と、言うと?

小林

私が担当した外構工事の中でも、特に駐車場の施工の際に、騒音や振動によって周辺住民の方にご迷惑をお掛けすることが多くて…。それでも工事は進めなくてはいけないので、ご理解いただけるように何度もあちこちへ説明して回りました。その中で学んだ、「人との関わり方と忍耐」です。

鎌倉

なるほど。大変だけど、大切なことだね。少し話は変わるけど、個人的には「商業施設ならではの学び」もあったな。最終的にここに来るお客さん、エンドユーザーのことを考えて、「この角は危ないから丸くしておこう」とか、「このちょっとした段差、つまづくかもしれないから危ないね」とか、そういう配慮をしながら、意見交換をしながらつくっていったのは、新しい気付きの連続だった。

ここで得た経験の活かし方と、今後挑戦してみたいこと

鎌倉

じゃあ最後に、この現場で得た経験を活かして、今後こんなことに挑戦してみたいと思うことがあれば教えてください。

西川

私はこれまでRC造(鉄筋コンクリート造)のマンションの現場が多くて、今回初めて、S造(鉄骨造)の大型商業施設の現場を経験できました。マンションと違って、いろんな施設が1つの建物の中に入るので、私たちの仕事も複雑になって大変なんですが、そこにやりがいを感じました。「今後はRC造でもS造でも、どっちの現場に行っても大丈夫だ!」と思えるようになりました。

村橋

私の次の現場は、ソラトスよりは規模の小さい商業施設なんですが、複数工区の工事が同時並行で進むという流れは基本同じなので、ここでの経験がとても役に立つだろうなと思っています。現場ごとに学びがあるので、とにかく、いろいろな現場を経験したいです。

伊藤

ソラトスより小さい規模の商業施設!いいですね!私もちょうど、ここまで大きくなくて、中くらいの規模の商業施設をやりたいなーって思っていて…。

鎌倉

それはどうして?

伊藤

さっき西川さんが仰った通り、商業施設は1つの建物の中にいろんな施設が入るので、いろんな工種が学べていいな、と。ただ、ソラトスくらい大規模になっちゃうと、大人数で細かく担当分けがされるから、私が全く関わらなかった工種もあるんですよね。仕方がないことなんですけど。だから、ここよりも小さい規模の商業施設で、一通り全部見てみたいな、と。

鎌倉

なるほどね。伊藤さんは「変化のスピードが楽しい」とも言ってたよね?

伊藤

そうですね。マンションやビルのように、1つの場所で1つのものを上へ上へと作っていくのではなく、複数工区の工事が同時並行で進むので、敷地内全体での動きがあっておもしろかったです。常にあちこちで変化が起きていて、そのスピードも速くて!

小林

私は、今、皆さんの話を聞いていて思いましたが、やっぱり「建築の人ならではの発想やアイデア」ってあるんだなーと。建築のプロジェクトに関わることのできる土木の人間はほんの一握りだと思うので、とても貴重な体験をさせてもらいました。今回見聞きしたこと・経験したことを、今後の土木の現場でも活かしたいと思っています。

鎌倉

いいね! 私もこうやってみんなの話を聞いていて、改めて、「メンバーに恵まれたなぁ」と思う。もちろん、ここにいる4人だけじゃなくてね。現場事務所のメンバーを思い浮かべると、私より上の方々にもたくさん支えていただいたし、冒頭にあった「みんなで」という意識が高くて雰囲気がとても良かった。だから、「同じメンバーでもう一度、ここよりもデカイ現場をやりたい!」って思う。

一同

鎌倉さん、いいこと言う…!(笑)

鎌倉

本気だよ。

一同

分かってます!

このプロジェクトについては、コーポレートサイトの FUKUDA JOURNAL もぜひご覧ください。
コーポレートサイト FUKUDA JOURNAL