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教育
入社式前日から始まる、新入社員の第一歩
先日掲載した入社式の記事では式典当日の様子をご紹介しましたが、実はその前日、新入社員たちは一足早く研修センターに集合しています。
この日は全国各地からスーツケースを手に、緊張した面持ちの新入社員が次々と到着し、新たな一歩を踏み出す準備が静かに始まりました。
到着はお昼過ぎ。
初めて訪れる研修センターに戸惑いながらも真剣な表情で向かってくる新入社員の姿が見られました。
「間違えずにたどり着けるだろうか」「どんな研修が始まるのだろうか」——そんな不安を抱えながらも、自分の足でしっかりと歩を進めるその様子には、社会人としての第一歩を踏み出す覚悟がにじんでいました。
また、迎える側である研修担当は、この日のために朝から準備に追われていました。
研修担当は、新入社員が就職活動をしていた当時、採用担当として関わっていました。
少しでもスムーズに、そして安心して過ごしてもらえるようにと、集合スケジュールや資料の確認、受付対応、移動導線の確認など細部まで目を配って準備を整えてきました。新入社員の不安を和らげられるよう、声かけ一つにも気を配りながら出迎えます。
到着後は研修担当によるオリエンテーションを実施し、研修センターの利用方法や滞在中の過ごし方、今後のスケジュールなどを丁寧に説明しました。
その後は自己紹介の時間。名前や出身地に加えて研修に向けての意気込みを話す中で、それぞれの想いが言葉として形になっていきます。
スーツの胸元に初めて社章をつけた瞬間も、印象的な場面のひとつです。小さなそのバッジに込められた意味を受けとめるように、真剣な眼差しで確認する新入社員たちの姿に、こちらも思わず背筋が伸びました。入社式という節目の一日だけでなく、その前日のこの「はじまり」の時間も、社会人としてのスタートにとって大切な一日であることを、あらためて感じさせられました。
内定期間中に顔を合わせていた同期とはいえ、対面で話すのは久しぶりということもあり、最初は少し緊張した空気もありました。それでも話し始めるうちに徐々に打ち解け、自然と会話も弾みます。これから一緒に働く仲間として、あらためて互いを知ろうとする前向きな雰囲気が会場に広がっていきました。
これから始まる新しい環境のなかで、それぞれが経験を重ね、悩み、学び、少しずつ前に進んでいくことになります。
この日の緊張とまっすぐな気持ちを胸に、充実したスタートが切れることを願っています。